あなたは統合失調症の原因が分かる!と聞いたら知りたいですか?
私はすごく知りたい気持ちになります。
残念ながら、統合失調症の原因はこれ!というものは分かっていません。
原因不明ということですね。
しかし、少しでも統合失調症の原因であるものを日々の日常から減らせればと、今回の記事を書きます。
体験談を交えていますので、ぜひご覧ください。
統合失調症の発症原因は内的要因と外的要因の重複によるもの
統合失調症の原因としてよく言われるのが、「遺伝」です。
ただ遺伝と言われても、自分の両親は統合失調症ではない、むしろこころの病も患ってないという人も多いと思います。
あくまで、統合失調症の原因として考えた際に、病気が遺伝するのではなく、病気のなりやすさが遺伝すると考えた方がよいです。
また、母親のお腹の中にいる時の、様々な要因が原因となることも考えにくいです。
お腹の中にいる時に、母親が体調を崩してしまったからといって、自分の子供が統合失調症になるとは考えにくいです。
性格については、内気な性格や神経質なところがある方は、統合失調症の患者さんに多いと言われています。
一人でいることが好きであったり、傷付きやすい性格の方は、一部関係するのかもしれません。
環境の要因については、私は大きく関係すると思っています。
あくまで私個人の見解ですが、ストレスフルな環境下にずっといるのは、心身共にやはり良くはありません。
自分自身ではストレスはかかっていないと思っていても、無意識のうちに外的ストレスがかかっている場合が考えられます。
これは決して、マイナスなライフイベントばかりではありません。
例えば、引越し。
引越しをするだけでも、自分の心にはかなりの負担がかかっています。
学校へ通っている学生さんは卒業なども要因になってきます。
また、自分ではプラスに考えられる要因に感じても、それがストレス要因になっているかもしれないのです。
ここで大切なのは、これらライフイベントが単発で起こるだけならば、統合失調症の原因としては考えにくいのですが、ライフイベントが重なると、心の中での不安や緊張がいっぱいになり、溢れてしまうのです。
心の中でストレスが溢れることは、統合失調症や他のこころの病になったと捉えるべきだと考えます。
性格や脳の中の何らかのトラブルと、上記のような外的ストレス要因がいくつも重なることによって、統合失調症を発症しやすいと言えます。
私の場合は、半年の間に、「引越し」「入籍」「転職」を行いました。
これが統合失調症の発症原因となっているかは分かりません。
ですが、このようなライフイベントを短期間で行うと、発症のリスクがあるということは覚えていた方がいいと思います。
私の場合は、3つのライフイベント全てがプラスなイメージのものでした。
しかし、これが直接的な発症原因かは分かりませんが、これらのライフイベントが終わった数か月後に、統合失調症を再発しました。
当時の主治医の先生に言われていた服薬などはもちろん継続していました。
原因が不明というのは、少々複雑です。
治療法は服薬などあるのに、根本的な原因を突き止められないとなると、本人の気持ちとしても、安心できるものではありません。
このようなライフイベントが重なる場合は、注意が必要です。
できるだけライフイベントが短期間に集中しないよう、ライフイベントの時期をコントロールすることも大事です。
そのライフイベントが自分にとって、プラスなイメージのものであってもです。
このようにして、発症原因を減らしていくことも重要なのです。
統合失調症の直接的な発症原因は不明です。
しかし、私自身、未然に予防することはできると思っています。
統合失調症は内的要因と外的要因の両方から一気にストレスがかかることによって、なりやすいこころの病と考えています。
内的要因とはすなわち「性格」的なもの。
外的要因とはすなわち「環境」的なもの。
これらが複雑にかつ複数同時に自分自信にストレスとしてかかることで、統合失調症になりやすくなると考えています。
これらを理解しているのと理解していないのとでは、統合失調症になる確率も大きく変わってくるでしょう。
こころの病の発症原因は、ストレスだーっとよく言われてはいますが、ストレスっていったいなに?などと問いを深めることによって、理解を深めることにつながるのではないでしょうか。
こころの病の回復の第一歩は、病に対する理解です。
もちろん、本人だけでなく、ご家族の方等周りの人の理解も必要です。
患者さん本人ができる限り不安のないように回復するために、今回は私の持論を述べさせていただきました。
まとめ
統合失調症の発症原因は不明・・・
これは事実です。
原因不明だからといって回復しないわけではありません。
まずは、病に対する理解をすることが、回復に向けて何よりの近道だと考えます。
あなたが、一日も早く、統合失調症の次なるステージにいくことを望んでいます。