当サイトは統合失調症と診断された方向けに情報を提供して、自分の症状を知ると同時に、今後どんな意識で生活していけばいいのか、私の体験談を通してご説明しています。

一般的に統合失調症は、社会からあまり理解されていないこころの病です。

社会から理解されないのであれば、自分は自分で守るしかありません。

時には役立つ、時には厳しい助言を、当ブログを通して、発信しています。

 

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統合失調症と診断されても落ち込まない。将来に希望を持つ!

統合失調症は外見では判断の難しい、こころの病です。

その反面、本人はとても辛い状態になっています。

症状が辛いのはもちろん、この病、周りの人からの理解がまだまだ進んでいないのです。

ひとたび、統合失調症と診断された場合、今も将来もどん底に落ちような気分になります。

 
 

私は、診断当時、「統合失調症」という名前すら知らなかったのですから、気分が落ちるというよりも、主治医の先生に対し、反発心すら抱きました。

聞いたことのない名前の病気。

さらに統合失調症になる前の私は、こころの病の存在を軽視していました。

こころの病なんてない!精神的な病気は根性論などで治る!

などといって、自分自身が一番理解していませんでした。

 
 

しかし、ふたを開けてみたら、ある日突然統合失調症という診断をされました。

当然この時、病名を知らないので、しばらくすれば、普通に仕事に戻れると思っていました。

まぁこれは間違いではないのですが、この後、激しい症状に悩まされることになります。

 
 

私の場合、初診後の症状として幻聴を起点とする陽性症状が多くでました。

この病は病気の自覚がないので、大きな声を突然出すなどして、周囲の方に迷惑をかけていたことを今は覚えています。

他にもかなりの警戒心からか、顔色、目つきが人を威嚇するようなものなっていたと後々知りました。

さらに、私は、自分は病気ではないと思っていた故に、とても大切な服薬を一切怠っていました。

これも症状が進んだ原因と感じています。

 
 

統合失調症は回復してくると、「あ、自分は病気だな」と思うものです。

後々病識が出てくるのです。

それで、この病気のことについて調べてみると、そんなに珍しくない病気であるものの、症状など、自分に当てはまるものばかりで、うんざりしたのを覚えています。

「あぁ、このまま自分は将来好きなこともできずに過ごすのかなぁ」っと、非常にネガティブに考えたことを覚えています。

 
 

統合失調症は、急性期の症状出ている状態では、就労はほぼできないに等しいです。

仕事ができないわけないと自分を奮い立たせるのですが、症状が邪魔をし、周りの目が気になったりして、ほんとに一切仕事ができなくなりました。

当時、意識はありましたが、記憶は曖昧なもので、どんな症状が出ていたか、詳しいことまでは覚えていないです。

人によっては、症状の具合により、人にあたりちらしたりするみたいですが、私の場合は、昏迷状態になることが多かったです。

とにかく、症状がなくなる努力をしなければと焦っていました。

 
 

反面、自分は社会から見放されたような感覚にもなり、ただ怠けているだけとも思いました。

何回、何十回、同じマイナスなことを考えたか数え切れないほどです。

会社に行けなくなると、私の「人生は終わったな」と思いました。

もう考え方が負のスパイラルです。

 
 

しかし、ここからが今回お伝えしたいことです。

統合失調症と診断された。

だからといって、夢や希望を諦めないでほしいのです。

これ言葉で言うのは簡単です。

私も重々承知の上で、諦めないほしいと言っています。

 
 

ここで、会社という組織に雇用されて仕事するということについて考えてみてください。

会社は当たり前のように上司と部下がいます。

そんな人間関係をバランスよく保ちつつ、仕事をしていける自信があれば、社会復帰もできます。

しかし、人間関係はストレスももたらします。

あの人から厳しいこと言われた。理不尽なことを言われた。

などなど・・・

 
 

社会は理不尽なことでも溢れています。

そんな中でも、少なくとも自分の将来に対する希望・夢は捨てないでください。

 

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統合失調症になると、いろんな人にお世話になります。

まずは、症状が激しく出ている時にお世話になった人たちへ恩返しをする意味で、気持ちだけでも、プラスの意識を持ってほしいのです。

会社にいる間に発症した場合、多くは休職という形を取りますが、休職中も「傷病手当金」という制度を利用すると、満額ではないにしても、収入が入ってきます。

お金や仕事のことを考える前に、恩返しの気持ちを持つことって、あなたの思っている以上に重要なことです。

とにかく、恩返しの気持ちを持つことで、自分の生きる価値を見出し、症状が治まってからそれを情報という形で、同じ境遇にある人たちに届けてほしいのです。

 
 

あなたのその経験は、価値があります。

夢も希望も持てなかった、急性期。

回復してくると、少しでも気持ちが落ち着きませんか?

落ち着きを取り戻してからでも全然遅くはありません。

まずは、自分の将来に希望を持つことです。

仕事だってそれからでも遅くはありません。

自分自身に自信を持つためだったら、多少の自己投資をしてもいいと思います。

 
 

私は、統合失調症という病になったことで、マインドの重要さを多く知ることになりました。

普通の人(健常者)は、こんな辛い体験はしません。

しかし、統合失調症という病気を経験したならば、それは普通の人には経験できない発見があったはずです。

そういう経験は、世の中に発信すれば、同じ苦悩を抱える方たちにとって、勇気と希望を与えます。

ぜひあなたも、役立つ情報、救える情報を提供していってみてください^^

まとめ

病になった以上、落ち込むのは当然です。

しかし、その状態を維持するより、プラスに考えた方が圧倒的に自分が有利になります。

こころの病に負けず、病とは上手く付き合い、方向性の正しいマインドを持って生きていくこと。

これが、サポートしてくれた人たちへの最大の恩返しではないでしょうか。

統合失調症の症状で苦悩する人たちのために・・・

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