あなたは今十分に睡眠を取れていますか?
よくこころの病の患者さんで夜眠れないという話をよく聞きます。
しかし、統合失調症に関しては休息期になると、今度は寝すぎてしまうようになります。
今回は、そんな休息期の間の睡眠について述べていきたいと思います。
休息期では、睡眠は多く取ることになる
統合失調症患者さんで、休息期に入っている時は、生活リズムが乱れがちになってしまいます。
毎晩睡眠をとることはこころの病から回復する上で、とても大事なことです。
特に夜は眠れず、昼間眠くなることがよくあります。
これの延長上が昼夜逆転の生活です。
この生活が続くと、心身共に影響を及ぼし、体調を崩しやすいです。
私が実際に行っているのですが、まずは、毎日の生活リズムで起きる時間が固定することです。
起きる時間が毎日同じになると、夜寝る時間も決まってきます。
夜寝て、朝起きる。
この当然のことのように感じるリズムができないので、体調を崩してしまうのです。
人間太陽の光を浴びると体内時計が正常に働くと言われています。
また、昼食後の昼寝も効果的です。
昼寝といっても、長い時間昼寝をしてしまうとかえって睡眠のリズムを崩すことになるので、15分~30分位にすると良いでしょう。
この昼寝。
ついつい寝過ぎてしまいがちですよね。
寝すぎてしまうとかえって症状を悪化させてしまいますので、程良い時間の昼寝がいいのです。
私も昼食後、ちょっと眠いなぁと思ったら、20分後くらいにアラームをかけて寝るよう心がけています。
こうすることで、寝過ぎ防止になるのと同時に、午後の仕事がとても捗るので、一見睡眠によって、時間を無駄にしているように感じますが、効率的な部分もあるのです。
ところで、寝不足や寝過ぎによる疲れがとれない状況ってありますよね?
そんな時に、栄養ドリンクを飲む方がいらっしゃると思いますが、疲れがとれないのは、生活リズムが崩れているのと、食生活に原因があるパターンが多いので、一時的に疲れが吹き飛んだような感覚になったとしても、一時のものなのです。
私は当たり前のことを言っているだけなのかもしれません。
しかし、その当たり前の生活リズムだったり、食生活だったりが崩れているから、心身の体調を崩してしまうのです。
まずは、適切な時間帯での、良質な眠りをとるためにどうするかを考えましょう!
統合失調症の休息期はとにかく、眠くなることが多いです。
無理に起きようとせず、今は休む時期なんだと理解し、適切な時間帯に寝ることができる生活リズムを作れると良いですね。^^
急性期で使用した体力は、自分で把握している以上のものです。
休む時は休む。
簡単なようで、今の世の中これを実現するのは難しいですよね。
ただ、自分でできる範囲で休養することを心がけるのが一番です。
日中に眠くなるのはあまり良いイメージを持たれませんが、それは、周囲の方の病への理解が浅いためです。
自分の心身の状態を自分でよく理解しておくことが回復への近道といえます。
まとめ
統合失調症の休息期という時期に対する理解は、周囲にはあまりされないかもしれません。
せめて自分で、自分は休息期という時期にいるんだなという理解をしておくことが回復につながる第一歩だと思います。
休息期に無理をしてしまっては、急性期に戻るリスクがあることを十分理解して、日々の生活リズムを作っていきましょう!
生活リズムこそが回復の道しるべですからね^^