統合失調症を含む様々な精神的な病には、様々な薬が存在します。
その中でも、注射での服薬も存在することをご存知でしょうか?
通称「LAI」という持続性注射剤のことを指します。
あなたの病状や心身の状態をしっかり把握することによって、この持続性注射剤の服薬も視野に入れてみてください。^^
統合失調症の新薬!LAI(持続性注射剤)とは?
統合失調症は様々な症状があります。
その症状に合わせた、又は患者さんの希望に合った薬を服用することがとても大事です。
そのためには、患者さんも薬について多少なりとも知識を習得しておく必要があります。
ただただ、主治医の先生に勧められたからといって、薬のことについて自分で理解していないと、日常の病状のコントロールにもとても影響してきます。
もちろん、主治医の先生の意見を参考にして、自分で判断することには問題ありません。
ここで、統合失調症の症状をやわらげる薬として大きく二つのタイプのものについてご説明いたします。
1.飲み薬
こちらは皆さんご存知の通り、毎日決められたタイミングで口から飲んで服用するタイプのお薬です。
このタイプは錠剤・粉薬等いろんな形状の薬が存在します。
内科などを受診した際も、飲み薬を処方されることが多いのではないでしょうか。
内科のお薬同様に、飲み薬は毎日の服薬がとても重要になってきます。
2.注射剤
こちらのタイプは、まだわりと新しいタイプのお薬です。
私も以前この注射のタイプの薬のお世話になっておりました。
持続性注射剤、通称「LAI」というのですが、症状の状況によっては、毎日の内服が必要なくなり、2週間に一度、あるいは1ヶ月に一度の注射で統合失調症の症状を緩和します。
この注射剤の魅力は2週間に一度、1ヶ月に一度、精神科を受診し、その際に看護師さんから注射を、腰又は肩周辺に打ってもらうだけです。
少々痛みは伴いますが、考えようによっては、毎日の服薬と比べるとかなり患者さん本人の服薬に対する負担が減少します。
薬に関しては、主治医の先生の診察を受け正しい処方箋をもらうことがとても大事ですが、もし、先生に「LAIにしてみましょうか?」と提案を受けた時には、症状も安定しているから勧められてるので、持続性注射剤を試してみてはいかがでしょうか。
統合失調症の専門的な服薬については下記サイトを参照してみてください^^↓↓↓
統合失調症ナビ
ご説明が遅れましたが、LAIの注射剤というのは、エビリファイという薬をデポ剤にしたものです。
効果が出始めるのに多少の日数を要するので、最初のうちは、飲み薬と併用する形になると思います。
薬を注射した上に、同様の薬を多少の日数飲むというのは、最初は躊躇してしまいますが、主治医の先生の提案であれば、切り替えてもいいと私は思います。
私は現に過去にLAI(400mg)を打っていましたが、その間は特に症状はありませんでした。
医学の発展でこのようなデポ剤などが開発されるのはとても良いことだと思います。^^
このLAIは、通院して慣れてくると、月1回の注射で症状が治まっていることになるので、まるで健常者と同様の生活を送れているように感じます。
一番のリスクは、このLAIに慣れて通院・受診を自己判断で止めてしまうことです。
精神的な病は、薬物治療がかなり大切なので、症状の再発が懸念されてしまうのです。
特に統合失調症などの病は、一度再発しますと、再発率が上がります。
再発しないためにも、通院・受診は継続して行いましょう!^^
まとめ
今回は、持続性注射剤「LAI」の体験談でした。
私は今は、1回に打つLAIの注射の分量を減らして生活していたのですが、半年程経った後、再発してしまい、即日入院という形になりました。
もともと自宅から遠方の病院に通院していたので、入院の時は自宅から近い病院に移ることになりました。
入院当初はかなり症状が出ていましたが、妻の献身的な面会と、親の支え、医療関係者の方々に支えられ、症状が治まり、今に至ります。
統合失調症などの精神的な病は、周囲の方の協力無しでは、回復は難しいと私は考えます。
どのような治療をするにせよ、人と人との関わり合いを大事にすることも、症状を抑えるのに必要ではないかと考えます。
最後までお読みいただきありがとうございました。^^