統合失調症の症状は多かれ少なかれ、とても辛いものです。
私が統合失調症を発症し、一番辛かった症状は幻聴です。
当時はこの幻聴が実際の声に聞こえていたので、今思えばやはり辛いですね。
今回はそんな統合失調症の症状である幻聴に対しての対策についてご説明したいと思います。^^
統合失調症の症状を回復させるのは、自分の意識が最重要
統合失調症の症状である幻聴を抑止することは、服薬無しではできません。
しかし、服薬だけで症状の緩和をすることもできません。
症状緩和に何が大事かというと、「自分の意識・思い」です。
世の中には、マインド論ってあまり効果が期待できないイメージを持たれている方も多くいらっしゃいます。
しかし、現実に私は、主治医の先生から診断された入院期間を約1ヶ月早めて退院しています。
よって、自分の考えは間違えていなかったと今では思っています。^^
医師の方は、患者さんから症状を聞いて、薬を処方することしかできません。
精神科を受診したからといって、直ぐに治るものではないのです。
もちろん薬物療法はしっかり行うべきです。むしろ、薬物療法は必須です。
もう一つ主治医の先生から処方されたものがあります。
それが「行動療法」です。
これも頭の中や手先などを使って治療していく立派な治療法です。
そして、もう一つ大事なものがあります。
これは誰も教えてくれませんし、教えられたとしても、自分もやってみようと思わないのですよね。
それが、「意識改革」です。
自宅療養中には、様々なことで回復できないかとチャレンジもしてみました。
しかしながら、回復には直結しなかったと思っております。
私の場合、1回目の症状が大きく出た時は、ジョギングに筋トレ、ゴルフのスイングの練習など体を動かすことにフォーカスしてました。
これらは、その場では、満足感などが得られ効果がありますが、根本的な解決とはなっていません。
ここからは私のただの思い違いかもしれません。
1回目の症状の時も、2回目の症状の時も同じく思っていたことがあります。
それが、自分から人をどうみるかという価値観みたいなものです。
発症当初は、もう周りの人たち皆が自分の敵のように思えてたわけです。
しかし、自分の思いを徐々に変えていく(周りの方々を味方に見ていく)と、不安感や緊張感がほぐれていくのが分かりました。
また、症状が激しく出ている時は、どうしても自分の常識から抜け出せずにいます。
いわゆる自分の殻に閉じこもっている状態です。
その殻を破り、前向きな意識にすることができるのは本人しかいないのです。
前向きな意識というのは、ポジティブな意識といってもいいですね。
発症当初の頭の中は、混乱していて、意識改革はできないかもしれません。
しかし、徐々に回復して後、意識を前向きに持たないと再発のリスクもあります。
意識を前向きにとお伝えしました。
このポジティブな意識を強く持つことにより、こころの病からの回復力が違ってくると思います。
例えば、医師からの診断で入院3ヶ月と言われたのに、2ヶ月で退院できたように。
ですから、人の思考の能力というのは、自分が思っている以上にすごく重要なものなのです。
もちろん、薬物療法、行動療法なども重要ですので、しっかり行いましょう^^
まとめ
統合失調症にこれをすれば治るといった方法ありません。
原因が複雑に絡み合っているからかもしれませんが、何かをすれば治るといった病ではないのです。
しかし、少しでも回復に近づくためには、自分の回復への思いもとても重要なものになってくると思います。
ぜひ、意識について深く考えてみてくださいね^^