統合失調症と診断されると、普通は1人でなんにもできなくなってしまいます。
その時に、周りに存在するのが病院側の方たちだけだと、どうしても心の拠り所がなくなりがち。
そんな時に、頼れるのがやはり家族の存在。
今回はそんな家族のサポートなど、気持ちの面でどう頼っていくか考察してみましょう!
統合失調症から回復しよう!頼れるのは家族!
実際、統合失調症にかかると、自分の言動が変だと感じる時もあります。
病気の自覚がないとは言えども、明らかに変だと思う時です。
しかし、その行動をしなければならない焦燥感にかられてやろうとします。
そのようなところを周りの方々から見られると症状が悪化したなどと言われ、自分ではそんなつもりでなくても、勘違いされることもしばしば・・・
統合失調症の陽性症状は、幻覚・幻聴が主です。
特に、幻聴などというのは、頻繁に出てきて、本人の自覚がないことも多いです。
幻聴なので、周りの方に聞こえてないのは当たり前です。
しかしここで、自分にしか聞こえない声や音と戦わなければならないと思ってしまうと、長い病気との戦いが始まってしまいます。
ではどういう意識をすればいいかというと・・・
病気の症状と上手く付き合おうと意識するのです。
口で言うのは簡単です。それは私の上記の発言にも当てはまります。
しかし、現に私がこうした意識で病状を大きく回復してきました。
今でこそ、しっかりと服薬し、症状は全くないに等しいですが、急性期当時はとても緊張状態にあり、不安感が強く出ていました。
私からは、とてもマイナスなオーラが出ていたと思います。
そんな私を一番身近で支えてくれたのは、「妻」でした。
それはそれは、なんでそこまでしてくれるのか私も分からない程に、なんでもやってくれました。
この時、私が統合失調症だと知りながら結婚してくれたこと、面会を通じて会話をしていく内に、本当に今の妻で良かったと心から思いました。
私の場合は、2回目の急性期の時は、既婚だったので、妻に1番に支えられましたが、もちろん、両親にもお世話になってました。
入院費などの経済面はもちろん、やはり自分の息子ですから、心配じゃないわけがありません。
心配はするけど、どうしたらいいのか分からない。
↑これが両親の本音だったと思います。
とにかく息子の病気が治ってほしいと願っていたと、私は思っております。
しかし、当の本人は病気を治す意識ではなく、病気と上手く付き合っていこうと考えていました。
特に2回目の症状が激しい時は、妻にもそう言われたことによって、”病気と上手く付き合っていく”ことがどんなに大切なことなのかを知りました。
世の中には、自分のように自宅療養や入院で回復をする人と、そうではない人がいます。
統合失調症には症状が治まる「寛解」という言葉があります。
そんな症状が治まることを目指して、薬物療法や行動療法を行っていくわけです。
そんな様々な治療を、妻は温かい目で見守ってくれていました。
感謝してもしきれません。
統合失調症という病気は、今でも原因が不明とされています。
こんな症状が大変な病気なのに、原因が不明なのです。
でも、現実は受け止めるしかありません。
原因が不明なんだったら、自分で原因を探すまでです。
身近でストレッサーとなっているものの自己分析。そして、その緩和。
それらができて初めて、自己の症状のコントロールができたと言えます。
自分の症状のコントロールができ、家族のサポートをしっかり受け止め、意識を正しく持てば、回復に向かって全速力で走りぬくことでしょう!
私は2回目の急性期の時の入院時は、当初3か月の入院が必要と言われておりました。
それを、自らの意識と家族や看護師さんのサポートで2か月で退院となりました。
これは、自分一人では絶対にできるものではありません。
今では、回復が早まったこと全てに対して感謝しています^^
まとめ
統合失調症という他人には理解されづらい病気。
しかし、家族を始めとする様々な方々の協力によって、私は健常者と同様くらいまで回復しました。
今度は、同様の悩みを抱えるあなたのために、自分の体験談などを通して、お役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント等も随時受け付けております。
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