精神的な病の特徴として、通院期間が長いことが挙げられます。
通院期間が長いからといって、通院を途中で止めてしまう方も中にはいらっしゃいます。
そうすると、症状の再発の恐れも出て、さらには症状の発生を抑えにくくなってしまうことも懸念されます。
そんな方に前向きな通院ということの捉え方について、今回は考察したいと思います。
統合失調症になった際の病院への通院頻度
統合失調症になった際、症状の治療をするのに、医師の判断として、「通院」にするのか「入院」にするのかはとても大事な判断となります。
この記事では、まず医師に「通院」と判断された場合について体験談をお伝えしていきますね。^^
私が最初に「統合失調症」に診断されたのが、平成24年春頃になります。
もうその時の様子と言えば、とても1人で生活できる状態なかったと今なら思います。
私の場合は、後に再発をしているので、上記の症状は1回目の心身不良となります。
1回目、意識こそ失うことはなかったものの、家族含め周囲の方からは、「怖い」や「様子が変」、「めんどくさい」などの言葉を言われました。
私としてもなぜ自分が病院に通わなければならないのか、病識がないので、分かりませんでした。
この時に「入院」という診断を受けていれば、また後の症状も変わってきたのかもしれないと、今なら思います。
とはいっても、精神的な病で自分から入院したいという方は、稀ですよね。。。
(もちろん、最初は病識がないため、稀という表現をしています。)
よって、その時の私は、自分の意識や気持ちでこの病をなんとかしたいという思いで、主治医の先生に症状と今後の治療について、思いを伝えました。
後に主治医の先生が異動で変わるのですが、初診時の先生はとても優しく、話しやすかったのを覚えています。
初診時も即時入院する必要があったかもしれませんが、もしかしたら、自分が強く入院はしたくないと懇願したから、通院で治療していくことになったのかもしれません。
正直、その時はとにかく入院することが嫌でした。
今思えば、「自分は統合失調症なんかじゃない!」、「どうして自分が精神科を受診しなければならないんだ!」と強く思っていたからだと思います。
病識がない証拠ですね。。。汗
自分の思いが主治医の先生に伝わったかどうかは分かりませんが、初診時は自宅療養を診断書に書かれました。
もちろん、その診断書をその時在籍していた会社に提出しました。
(この時も自分は病識がなく、すぐにでも働けると思っています。)
当時の住まいは、自分の実家でした。
初診時には、会社の寮に住んでいたので、引っ越すこととなりました。
ただし、戸籍上の住所は寮に置いたまま。
(地元の友人などに精神的な病になったと気づかれたくなかったからです。)
もう何もかも、自分の置かれている状況から逃げていることが、上記のことから伺えますね。汗
それからの生活は、両親にはもちろん、仲の良い友人にまでかなりの迷惑をかけてしまうなど、普通の生活ではなかったと後に自覚するようになりました。
しかし、初診直後の時期はとにかく何事も必死で、焦っていました。
「今のままじゃダメだ!」、「早く病気を治して、仕事(会社)に復帰しないと!」と焦りまくりです。。。
しかし、実家に帰ったある日、自分の言動が変だということに気づかされました。
とにかく頭の中がスゥーっとして、聞こえるはずのない人の声が聞こえてくるのです。
たとえば、家にいるのに会社の人の声が聞こえてきたり、会社にいて上司が隣にいる状況で、言われるはずのない発言をされたりと・・・
この症状はいわゆる幻聴ですね。
そうなんです。私の場合、発症1回目は幻聴が主な症状だったのです。
それも自分の病の症状から逃げているので、症状は悪化するばかり。
通院と言えども、最初は1週間に一度は受診に来てください。と言われました。
私自身、意識はあるんですけど、あまりその当時の記憶はないんですよね。。。
しかし、病識がないなりに主治医の先生に言われたことは守りました!!
決められた頻度で通院することと、絶対に薬を服薬すること。
です。
これを守らなければもっと悪化することが自分でもなんとなく感づいていたのだと思います。
それから、1週間に一度は1ヶ月程で終了し、次に2週間に一度、1ヶ月に一度となっていきました。
会社の方も休職中は自宅療養だったので、自宅にいながらできること(PCソフトの勉強、業務に役立つことの勉強)をしたりして、主治医の先生から復職OK!の診断が出るまで継続しました。
そして、休職してから約半年後、復職可の診断が出ました!
初めはとにかく嬉しくテンションも上がりました!
通院は月に一度で良い。服薬は内服を毎日。
あれだけ苦悩を抱えた病に対してこれだけで済むと思ったら、自分も回復したんだなと改めて思いました。
仕事も私生活も、人間関係も家計の跡継ぎも、いろんなことがプレッシャーとしてのしかかってくるけど、その当時の私はよく耐えられたな。っと思いました。
今思うとこの先に待ち受ける”統合失調症”の再発は全く予期しないものでした。
まとめ
通院頻度が少なくなっているという事実は、確かに心身の状態が良好な方向に向かっている証拠でもあります。
しかし、私は数年、健常者と同様の生活ができてしまった(薬は服薬していたが)ので、油断をしてしまいました。
病の初診から5~6年後・・・
通院も服薬も当時の主治医の先生の指示は完璧に行っていた。
この先は次回以降にお話しようと思います。^^
本日もありがとうございました。