世の中の病気にはそれ相応の薬がありますよね!
そして、その薬には「副作用」があることも事実です。
今回は、統合失調症の薬の特徴的な副作用について、経験談をお伝えしたいと思います。
ジスキネジアとは?統合失調症薬の副作用の早期発見について
私は統合失調症の急性期を経験したことが2回あります。
しかしその2回は別々の薬を処方されました。
1回目は、「エビリファイ錠」というものです。
最初の内は、自分でどんな薬を飲んでいるのか理解していませんでしたが、飲んで、心身の状態が良くなるうちに、自分で調べるようになり、エビリファイという薬について、理解が深まりました。
エビリファイ。別名「アリピプラゾール」。
薬の効果は、実感するというよりも、普通の思考に戻ったような感じで、言動も落ち着きを取り戻すようになりました。
そして、数年の間毎日薬を服薬し、当時の主治医の先生から注射で薬を体内に入れる、「デポ剤」というものを教えていただけました。
この「デポ剤」は1ヶ月に一度、筋肉注射をすれば症状が出ないというものです。
この服薬の仕方も私との相性に合っていたのか、数年は症状を発症することなく、過ごしていました。
しかし、月に一度だけ注射をするだけだと、どうしても自分は健常者じゃないかという油断が出てきてしまいます。
このころに、友人から口が「モグモグ」動くと指摘されたことがありました。
私は気に留めないでいたのですが、念のため、病院へ行った時にそのことを主治医とは別の先生に伝えました。
特に本人が気にしてないなら大丈夫だよとおっしゃっていました。
自分で調べてみると、薬の副作用として、このような口が動いてしまう症状が出ることを知りました。
また、そのころから主治医の先生に減薬を申し入れました。
その申し入れはすぐに許可され、月に一度400mgの注射だったのが、300mgになりました。
このまま将来減薬をしていって、最終的には薬に頼らない治療をしていきたいと思うようになっていました。
薬も注射というのは、病状が安定しているからなので、自分はかなり状態が良いものだと思っていました。
しかし、薬の副作用はおさまりませんでした。
やはり口が動くなどの症状はクセになっておりました。
ちなみに、この症状を「ジスキネジア」といいます。
これを抑える薬をさらに服用することになると、薬ばかり多く接種することになり、個人的にはあまり服用したくなかったので、特に先生には伝えませんでした。
このジスキネジアを抑える薬はあるので、気になる方は、主治医の先生に相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、エビリファイのデポ剤とその薬の副作用であるジスキネジアについて、お伝えしました。
今の医学の進歩は目まぐるしく、次々に新しい薬が開発されています。
自分の病気の症状と相性の合う薬と出会えると、たちまち心身の状態も良くなり、健常者と同様な生活が送れると思います。
これからも統合失調症という病気を主に、このブログでは取り扱っていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。