統合失調症を発症し、初診を受けた後の、診断書には「自宅療養」という文字が書いてあったはずです。
かなり症状が出ていた状態で、入院に至らなかったのは、主治医の先生の配慮なのか病院側の都合なのか、今だにハッキリとは分かっていません。
少なくとも即時入院に匹敵するような症状が出ていたのは事実です。
そんな初診の診断を受けた後についてお話ししようと思います。
統合失調症を発症し、初診の受けた後は?
統合失調症の症状が出てからの初診は実際、あまり緊張していませんでした。
私の頭の中の意識は受診よりも違うものに向いていたからです。
実はもうとにかく自分の考えが人に伝わってしまうんではないかと恐れを抱いていたというのが事実です。
病院内でも、同じ場所に立ったまま動かないということがありました。
当時の主治医の先生の診断も難しいところだったと思います。
様子見なのか、「自宅療養」という診断は、私にとってはかなり負担のくる診断でした。
入院に匹敵するような症状なのに、自宅療養というのは、家族に多大な迷惑をかけることになります。
診断が合ってるか間違えてるかの話ではありません。私にとっての最善の診断は即時入院だったと思います。
その後は、自宅療養という診断書を会社に提出後、しっかり病院のそして会社の指示に従い自宅にて体調回復をずっと待っていました。
それからの生活は何度も言うように、当時、実家暮らしだったため、両親にかなりの負担をかけてしまいました。
ずっと同じ姿勢で立ったままだったり、座ったままだったりと周りの人がどう対応したらいいか分からないと思う程、症状は悪化しておりました。
ただ、不思議とこの期間の間は睡眠時間が短かったのです。
早朝に起きて、ジョギングを毎朝してみたり、長時間筋トレをしたりと、一部分だけを見ていれば、普通の生活をしているように感じるのですが、体は正直です。体力には限界がありますので、体力を消耗し、段々と体が動かなくなってきます。
当時は、多少無理をしてでも、体調回復を早めたいと思っておりました。
正確にいうと、焦っていたという言葉が当てはまるかもしれません。
この時にはもちろん、服薬は自らしっかり行っておりました。
ただ、一つ自分の意識的に良くない部分がありました。
それが、自分が統合失調症になったことを隠そうとしたところです。
隠そうとする行動は様々なところに出ました。
日中は仕事に行っているかのように見せるために、静かに過ごし、夜には家族との会話をあまりしないまま、お風呂に入り直ぐに布団に入りました。
一見健康的に見える生活も、本人の頭の中は一刻も早く、統合失調症を治したいという思いでいっぱいでした。
そんな短いスパンで回復するほどの病気ではないのですが、この時の心情は早く治したいという思いに尽きます。
その後も最初は1週間に一度、遠方の病院まで欠かさず通院をしていました。
自宅から近くであれば、そんな負担でもないのですが、自宅から1時間程かかる病院に受診したので、通院自体も負担となっていました。
この遠方の病院を選んだ理由も、自分が精神科にかかっていることを隠そうとしたためです。
結局は自分の首をしめていますね。汗
自分の気持ちとは裏腹に休職期間は通院して診断書を書いてもらう度に伸びていきました。
医学的には何も変わってないよう捉えられたのでしょう。
しかし、この頃から、自分のこころの中である変化が起きていました。
仕事に対する意識の変化です。
仕事をしていた頃は、年中休みたいと思っていたのが、仕事をしたい!と強く願うようになっていたのです。
しかし、今の状態では職場復帰しても間違いなく仕事はできる状況にありませんでした。
よって、少しでも回復しようとする意識が良い方向へと変わっていきました。
元々、当時の仕事をするのが嫌でたまらなかったのに、いざこころの病にかかってみると、その意識が180度変わっていたのです。
この後のことは、また記事にします。
まとめ
人間ないものねだりというか、仕事ができないと言われると、仕事は自らやりたくなるものです。
また、統合失調症は、様々な原因が重なって発症する病気だと、私は捉えています。
お仕事はおろか、日常生活に支障をきたすこの病気の治療方法を自分で知るために、この後、病気に関する書籍やインターネット上の情報を調査することになります。
本日はここまでです。
ありがとうございました!^^